英国の雇用統計 賃金の伸び加速 7-9月失業率は6%
英国の7-9月の失業率は6年ぶり低水準にとどまった。
雇用市場の改善が続き、賃金の伸びは加速した。
英国政府統計局(ONS)が12日発表した国際労働機関(ILO)基準の7-9月の失業率は6%と、6-8月と同水準だった。
賃金 は前年同期比1%増と、伸び率は事前のエコノミスト予想の0.8%を上回った。
なお、基本給の上昇率は2009年以降で初めてインフレ率を上回った。
エコノミストを対象にした調査の中央値では7-9月失業率は5.9%への低下が見込まれていた。
失業者数は11万5000人減の196万人、就業者数は11万2000人増え308万人となった。
賞与を除いた賃金の伸びは1.3%に加速した。
インフレ率は1.2%となっている。
10月の失業者数は前月比-2万400人減少した。
エコノミスト予想 は2万人減だった。
9月は1万8400人減と、速報の1万8600人減から改定された。
ひとこと
金融の中心地である英国の経済回復が本格化しているようだ。ただ、経済指標は水物でもあり、急変することも多いため注意は必要だろう。
特に、失業率の低下は就職を諦めた人もいるため、実態との齟齬があることもある。
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