資産担保証券(ABS)を購入のための法的枠組みを整備(ECB)
欧州中央銀行(ECB)は20日、
資産担保証券(ABS)
を購入のための法的枠組みを整備した法的文書を公表した。
ECBのウェブサイトで公表された翌日に発効することを明らかにし、21日にも購入を開始するための準備が整ったこととなる。
なお、これまでメルシュ理事はECBが今週、ABS購入を開始すると述べていた。
ABS購入はECBのバランスシートを
最大1兆ユーロ(約148兆円)
膨張させるドラギ総裁の計画の一環である。
ECBはユーロ圏がデフレの悪循環に陥ることを防ぐため景気刺激措置を強化している。
なお、必要な場合は追加措置を取る方針で政策委員会は全会一致だと総裁は述べている。
なお、ABS購入プログラムの設計では米国の投資会社
ブラックロック
の部門の助言を受けた。
同中銀の指示に従って購入を実行するのはINGインベストメント・マネジメントとドイチェ・アセット・アンド・ウェルス・マネジメント・インターナショナル、ステート・ストリート ・グローバル・アドバイザーズ、アムンディの4社とのこと。
ECBの発表によると、ABS購入は当初は
「一元的に」
に行い、その後は「ユーロ圏各国の中銀によって分散して行われる」。
購入の対象となり得るのは住宅または商業用不動産ローンを裏付けとした債券で、この日発表された規則が定めた条件を満たすものとのこと。
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