PIMCO 14年に顧客が引き揚げた資金額は、資金運用史上最大の1050億ドル(約12兆6500億円)
米国の投資会社パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)から昨年は共同最高投資責任者(CIO)を務めていた
ビル・グロース
モハメド・エラリアン
の両氏が同社を去った。
PIMCOが運営している最大ミューチュアルファンドである「トータル・リターン・ファンド」から2014年に顧客が引き揚げた資金額は、資金運用史上最大となったことが明らかになった。
世界最大の債券ファンドであるトータル・リターン・ファンド は、14年12月に
194億ドル
の資金が流出した。
年間の流出額は過去最大の1050億ドル(約12兆6500億円)となった。
PIMCOの1月2日付の資料によれば、昨年12月31日時点の同ファンドの資産は1434億ドルに減少している。
なお、ピーク時である13年4月の2930億ドルの半分未満となっている。
トータル・リターン・ファンドはかつて米国最大のミューチュアルファンドだったが、現在はバンガード・グループのファンドに抜かれて4位まで後退している。
昨年までの落ち込みで5年余りの伸び分が帳消しとなり、資産は08年の水準に戻った。
なお、PIMCOは機関投資家やリテール顧客の資金引き揚げが3500億ドルに達したとしてもパフォーマンスに響くことなく対処できる見込みと市場関係者は見ているという。
同社の昨年9月末時点の運用資産は1兆8700億ドル。
トータル・リターン・ファンドからは昨年9-11月に605億ドルが流出した。
なお、10月の流出額は月間で過去最高の275億ドルだった。
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