イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と連携する中国人戦闘員は300人
中国の習近平(シージンピン)政権は、新疆ウイグル自治区などの
ウイグル族の分離・独立勢力
がイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と連携することに警戒を強めている。
イラクのクルド人政党幹部は23日、メディアの取材で中国人約200人がイスラム国に参加し、イラク北部の油田都市キルクーク近郊などで活動していることを明らかにし た。
こうした中国人はウイグル族の分離・独立勢力にかかわるイスラム教徒とみられている。
中国人要員の拠点は、キルクークの西約50キロ・メートルの町ハウィジャなどにあり、イスラム国への参加前から戦闘経験があったとみられる要員がいる。
このほか、シリア国内でも活動している模様だとのこと。
中国公安当局は新たな密出国や訓練を受けた要員の再入国を阻止するため摘発強化に乗り出した。
中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(23日付)によると、中国の
孟宏偉 公安次官
は21日、マレーシアで同国の閣僚と会談し、300人以上の中国人がマレーシアを経由して第三国に向かい、シリアやイラクでイスラム国に参加していると述べ、協力強化を求めた。
同紙では昨年12月、イラクやシリアの当局者の情報として、中国人約300人のイスラム国参戦を伝えていた。
中国の反テロ専門家は新疆のテロ分子がイスラム国に加入するルートはトルコやインドネシア、キルギスを経由するなど多様化していると分析している。
彼らの最終目的は中国に戻って組織を発展させ、テロ活動を行うことにあると警戒感をあらわにしている。
ひとこと
ウイグル族の分離・独立勢力など中国国内の共産党政権の支配に抵抗する組織の要員が戦闘経験を積むために参加する可能性は否定できない。
敵の敵は味方が敵になるのかは不明で混沌とした社会が続いていくこととなる。
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