ギリシャがユーロ圏にとどまるかどうかの運命を決める総選挙
ギリシャでは1月25日の投票に向け各政党による選挙キャンペーンが始まった。
野党・急進左派連合(SYRIZA)のツィプラス党首は、政権を握れば
ドイツ主導の緊縮財政
を終わらせると表明している。
サマラス首相は2日の演説で、SYRIZAの掲げる政策ではギリシャはデフォルト(債務不履行)に陥り、ユーロ圏からの離脱を余儀なくされると訴えた。
独誌シュピーゲルは、先に、ドイツのメルケル政権がギリシャのユーロ圏離脱を容認する用意があると伝えた。
メルケル政権は、世論調査が示すようにSYRIZAが勝利した場合、ギリシャの離脱は不可避だが、対処は可能とみている。
2009年後半から欧州を襲った債務危機の再来防止に努める欧州当局者らは再びギリシャの動向に注視することになった。
しかしギリシャ10年債利回りは昨年9月に記録した危機後の最低水準5.57%から先週には約9%まで上昇した。
また、イタリアやアイルランドの国債利回りは比較的改善しており、今回はギリシャの影響の広がりが抑制されている。
SYRIZAのツィプラス党首は3日のアテネでの演説で、債務再編を行うとともに、「非合理的かつ壊滅的な」緊縮政策を終わらせると表明した。
なお、ギリシャは、持続可能となるよう債務について
額面の大部分の減免
を求めるとし、これはドイツが1953年にしたことであり、ギリシャも今年行うべきだとも述べた。
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