米国の景気回復の歩調に合わせFRBは直ちに利上げに踏み切る必要
米国フィラデルフィア地区連銀の
プロッサー総裁
は、後任候補に挙がっている同地区連銀の調査部門責任者
マイケル・ドッツィー氏
と共同で執筆した論文のなかで、連邦準備理事会(FRB)が開発した
予測モデル(Estimated Dynamic Optimization)
に基づくと、景気回復の歩調に合わせFRBは直ちに利上げに踏み切る必要があるとの考えを示した。
なお、プロッサー総裁は来年3月1日に退任予定という。
FRBが開発した予測モデルに基づくと、金利は2014年第4・四半期にゼロ%近辺から0.5%に、2015年第2・四半期までには1.1%に上昇する必要があることが示されているとした。
FRBが利上げを2015年に入ってからかなり経った時点まで先延ばしにすれば、将来的に一段と積極的な金融政策を導入する必要に迫られるリスクが発生すると警告した。
両氏が利用したモデルは、2006年からFRB内部で使われているが利用したデータは第3・四半期までのものという。
このため、このところの原油価格の下落などは反映されていないが、同モデルに基づく2017年末のフェデラルファンド(FF)金利の水準の予想は2.8%だった。
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