月讀宮(つきよみのみや)
月讀宮(つきよみのみや)
内宮(皇大神宮)別宮
三重県伊勢市中村町にある神社で外宮(豊受大神宮)から約3.8km、内宮から約1.8kmの五十鈴川中流域の中村町にある内宮別宮
祭神 月讀尊(つきよみのみこと)
「つきよみさん」とも呼ばれるが、同じく「つきよみさん」と呼ばれる外宮別宮の月夜見宮の祭神「月夜見尊」は本別宮と同じ神とされている。
「月読宮」と略字表記される場合がある。
第62回神宮式年遷宮では、内宮の遷御の約1年後の2014年(平成26年)10月6日午後8時に遷御が行われた。
宮域には同じく内宮別宮の、月讀尊の魂を祭神とする
月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祭神とする
伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祭神とする
伊佐奈弥宮(いざなみのみや)
の3社がある。
複数の社殿が並ぶ別宮は月讀宮以外では瀧原宮の2社のみで、社殿は荒祭宮以外の内宮の他の別宮と同等で、正宮に比べれば小規模である。
神明造の社殿が4つ並ぶ様は壮観である。
月讀荒御魂宮は2014年10月6日午後10時、伊佐奈岐宮・伊佐奈弥宮は10月10日に遷御を催行した。
向かって右(東)から月讀荒御魂宮、月讀宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈弥宮と並んでいる。
参拝は月讀宮-月讀荒御魂宮-伊佐奈岐宮-伊佐奈弥宮の順に行うのが正しいとされる。
最高神天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神の月讀尊が祭神である。
内宮別宮としては天照大神の魂を祭神とする荒祭宮(あらまつりのみや)に次ぐ順位となり内宮宮域外の別宮としては最高位の別宮である。
宮域には上記別宮4社のほかに、内宮末社の
葭原神社(あしはらじんじゃ)
がある。
このほかの境外別宮と同様に、神職が参拝時間内に常駐する宿衛屋(しゅくえいや)があり、お札・お守りの授与や、神楽や御饌の取次ぎを行なっている。
ご祭神
別宮
月讀宮 月讀尊(つきよみのみこと)
月讀荒御魂宮 月讀尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)
伊佐奈岐宮 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊佐奈弥宮 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
葭原神社 祭神はいずれも田畑を守護する五穀の神とされる。
佐佐津比古命(ささつひこのみこと)
宇加乃御玉御祖命(うかのみたまのみおやのみこと)
伊加利比売命(いかりひめのみこと)
歴史
由緒は定かではない。
第50代桓武天皇の804年(延暦23年)の大神宮儀式帳に「月讀宮一院、正殿四区」で、一囲の瑞垣内に祀られていたと記されている。
別宮4社あわせて「月讀宮」と呼ばれていた。
第56代清和天皇の867年(貞観9年)に伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮の宮号が与えられた。
第60代醍醐天皇の927年(延長5年)の延喜式には伊佐奈岐宮と伊佐奈弥宮に瑞垣をめぐらし一院とし、月讀宮と月讀荒御魂宮が同様に一院となっていたとされる。
1873年(明治6年)より、4社とも個別の瑞垣を持つ現在の形になった。
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