外貨準備高に550億フランの評価額目減り
BNPパリバが6日公表された外貨準備高のデータから
スイス国立銀行(中央銀行)
は1月に外国為替市場で少なくとも
580億スイス・フラン(約7兆4000億円)相当
のフラン売り介入を実施したと推計した。
中銀によれば、1月の外貨準備高は4984億フランと、昨年12月の4951億フランから増加した。
BNPの欧州担当エコノミスト、エブリン・ハーマン氏はリポートで外貨準備高のデータには、1月15日のフラン上限撤廃により生じた少なくとも
550億フランの評価額目減り
が含まれると指摘した。
これに基づき、1月の為替介入は少なくとも580億フラン規模だったと見積もった。
中銀が為替介入に加え、預金金利をさらに0.5ポイント引き下げマイナス1.25%にする必要に迫られるだろうと述べ、3月19日に予定される次回会合よりも前に実施に踏み切る可能性があるとの見方を示した。
中銀がフランの上限を導入した2011年8月の介入規模は710億フランだった。
欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)発表が近いとみられ、さらにロシアをめぐる緊張が高まっていた昨年12月は320億フランだった。
« 12月のドイツ鉱工業生産 | トップページ | 1月12日以来ほぼ4週ぶりの円安・ドル高水準を付けた。 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- マスゴミのエゴ丸出しの報道姿勢に嫌悪感が広がる(2021.01.18)
- 国際機関が食料不足の発生を警告(2020.04.10)
- 新型コロナ肺炎は通常呼吸でも伝染の可能性(2020.04.04)
- 韓国経済は奈落の底に落ちる可能性が高い(2020.02.13)
- 驕る平家ではないが...(2019.08.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント