インドの金密輸入ブームは規制緩和で終息
宝飾業者を対象に実施した調査によると、インドのモディ首相は28日の予算案発表の際に輸入税を引き下げると予想されている。
インドでは金輸入抑制策を導入して以降の2年間に
金の密輸入
が増加し、頭に巻くターバンの下や直腸の中に金を隠すなど、あらゆる方法が利用された。
現在ではこのような違法取引は減少している。
業界データによれば、インド政府が輸入規制を緩和し始めているため、昨年
約80億ドル(約9600億円)規模
に上った闇市場ではプレミアム(割増金)が消失しつつあると見られる。
輸入規制に伴いインドは2013年に世界最大の金輸入国ではなくなった。
世界の金需要の約25%を占めるインドでは、合法的な売買が回復し、年間の輸入量は50%増加する見通しだ。
インドでは金は縁起が良く価値の保存手段の一つと考えられており、全て海外からの供給に頼っている。
このため、最も盛んに密輸入される物品という。
過去最高の10%の輸入税導入などを含む金輸入規制は、下落するルピーを押し上げ、拡大する貿易赤字を縮小するためのものだった。
主に原油の輸入価格低下などにより、貿易赤字は縮小している。
ひとこと
外貨の縮小を制限するためにこうした禁輸も、利益を生むものであれば密輸が行われる。国土が広ければ監視体制に隙間が生じるところがあり、こうした部分を使って持ち込まれたり輸出されたりするのだろう。
密輸に伴うリスクに見合った収益が上がらなければ、リスクをとった密輸などしない。
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