住宅建設許可件数 2月は17%減
米国の住宅着工件数は2月に前月比で4年ぶりの大幅減となった。
一部の地域が冬の厳しい悪天候に見舞われたことが影響した。
米国商務省が17日に発表した2月の住宅着工件数 (季節調整済み、年率換算、以下同じ)は
89万7000戸(前月比-17%)
となった。
ここ1年で最低でメディア調査のエコノミスト予想では104万戸だった。
着工件数の先行指標となる住宅建設許可件数は109万件(前月比+3%)と、昨年10月以来の高水準だった。
予想では107万件だった。
一戸建ての着工件数は59万3000戸(前月比-14.9%)だった。
集合住宅の着工は30万4000戸(前月比-20.8%)だった。
地域別の住宅着工件数は全米4地域のうち、北東部で56.5%減と過去最大の落ち込みを記録した。
中西部では37%減少した。
ただ、南部と西部も減少し、天候は要因の一部でしかないことが示唆された。
ひとこと
気象の影響は経済活動は縛られることが多い。心理的な問題も情報をコントロールされて本来よりも反応が鋭敏になることもある。
好転するような好意的な影響を与える政治家の発言であってもらいたいものだ。
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