米ドル指数について「適正水準」から大きく離れていない
米国セントルイス地区連銀のブラード総裁は23日、CNBCとのインタビューで米ドル指数について「適正水準」から大きく離れていないとの見解を示した。
金融市場はすべて織り込み済みであり、今月の欧州中央銀行(ECB)による量的緩和(QE)開始前に米ドルが対ユーロで急上昇したと指摘したうえ、現時点で米ドル・ユーロ相場がどう動くかは不透明だと述べた。
QEは国際金融市場における主要な展開であり、その直前のユーロ下落と米ドル上昇はまったく驚きではない。
また、ギリシャのユーロ圏離脱に関して、可能ではあるものの、ギリシャにとって激しい痛みを伴うだろうと指摘した。
数年前と比べればギリシャの離脱はかなり対処しやすくなっており、可能だと思うが、その道を通ることは賢明ではないだろうと述べた。
米連邦準備理事会(FRB)に対して、比較的早期の利上げを呼びかけてきたブラード総裁は、政策が予想ほど速いペースで進展していないことを反映し、自身の金利見通しを変更したとし、自身の見解は変わっていないことを強調した。
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