中国では景気減速を受け、資本流出の兆候。
中国の米国債保有 は1月に5カ月連続で減少した。
日本は米国債保有額で首位の座を中国から奪還するまであと10億ドル未満に迫った。
米国財務省が16日発表した対米証券投資統計によれば、中国の1月時点の保有残高は
1兆2391億ドル
(約150兆円 前月比-52億ドル)
となった。
また、日本の保有額は77億ドル増の1兆2386億ドルだった。
過去の発表データによれば、日本が前回、中国を上回ったのは2008年までさかのぼる。
発表によれば米長期証券投資は272億ドルの売り越しで、昨年12月は392億ドルの買い越しに修正された。
財務省 短期証券(TB)など短期証券を含む全体では883億ドルの買い越しで、前月分は1768億ドルの売り越しに修正された。
中国では景気減速を受け、資本流出の兆候が強まっている。
人民元の過度の上昇を抑えることから中国金融当局がドル買いを行うニーズは減っている。
対する日本では日本銀行が長年のデフレからの脱却を目指し
記録的規模の金融緩和
に着手しており、金融システムには多額の資金が供給され、円安を生じさせている。
日中両国は海外投資家による米国債保有の約4割を占めている。
1月の海外投資家による米国債保有は619億ドル増加し6兆2200億ドルだった。
そのうち政府による保有は4兆1200億ドルだった。
ひとこと
中国が米国債券の保有を減らすというよりも、日本が米国債券を買い進んでいる姿となっている。
日本が保有する資産は約150兆円だが、1000兆円の負債をメディアが報道するが、資産も併記して流すのが必要だろう。
負債項目だけで消費税増税を主張するのが問題だ。
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