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2015年5月25日 (月)

ギリシャ市場 過去20年間に危機に陥った新興国より深く沈むリスク

 

 ギリシャ経済に対する欧州連合による支援交渉がまとまらない中で、ドイツのコメルツ銀行はギリシャの債務削減が難しく、デフォルト(債務不履行)や債務再編の可能性が浮上していると指摘した。

 新興市場調査責任者サイモン・キジャノエバンス氏(ロンドン在勤)はメディアとのインタビューで、過去の新興市場のように、まひ状態から脱し次の段階に進むべきタイミングがあると述べ、ギリシャは次のステップを考える必要があり、それは革新的であるべきだと続けた。

 

 ギリシャの痛みを示すため、今月のリポートで5年に及ぶ危機に伴う経済的低迷を、トルコとアルゼンチン、ラトビア、タイが過去20年間に被った混乱と比較した。

 

その結果、コメルツ銀はギリシャがユーロを離脱する確率が50%あるとの結論に至った。

 

 ギリシャはこの5カ国の中で最も厳しい緊縮財政を迫られ、公的債務比率は国内総生産(GDP)比で175%前後と、危機当初の110%から上昇した。

 また、他の4カ国の全ての危機の始まりから5年後の状況を上回っている。

 トルコはデフォルトを回避し、債務比率を100%から35%に押し下げた。

 
 

   

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