権力機構の穴が拡大(北朝鮮)
ラヂオプレス(RP)によると、北朝鮮の朝鮮中央テレビが14日に再放送した金正恩第1書記の記録映画の映像に、粛清が伝えられた
玄永哲人民武力部長(国防相)
の姿が映っていることが確認された。
これまで北朝鮮では粛清された人物の名前や姿を、公式記録や国営メディアから削除するのが一般的であった。
玄氏は5~11日放映の記録映画にも登場しており、これまでに朝鮮労働党機関紙、労働新聞のウェブサイトなどからも名前が削除されていない。
こうした状況から判断して、処刑まではされていないのではないかとの指摘も出ている。
韓国情報機関、国家情報院は13日、玄氏が4月30日ごろ粛清され、公開処刑されたとの情報もあるとしていた。
ただ、玄氏が正式な手続きを経ず急に粛清されたため削除に時間を要しているとの見方もある。
また、粛清に伴い権力機構に穴が生じている北朝鮮では度重なる高官の処刑を外部に公表するのを避けるため削除を控えているとの見方もある。
ひとこと
功のあった忠臣を粛清するのは自らの権力基盤に自信がないための措置であり、中国や李氏朝鮮で見られたことだ。
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