北朝鮮当局に高射砲で処刑されたと報道
AFP通信が13日に韓国・聯合ニュースの報道を引用し、韓国情報機関が5月13日に明らかにしたところでは、北朝鮮人民武力部の
玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)部長
は最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏に忠誠ではないことから、北朝鮮当局に高射砲で処刑されたと報道した。
玄永哲部長は正式な軍事行事で居眠りし、しかも、金正恩氏と数回口論したという。
なお、玄永哲部長が北朝鮮人民武力部長に任命されて1年も経っていない。
この粛清行動のうわさに関し、中国外交部の
華春瑩報道官
は5月13日に、北朝鮮に関する報道を読んだが、情況を把握していないとコメントした。
韓国中央情報部の
韓基範(ハン・キボム)副部長
は国会委員会に対し、北朝鮮幹部数百人は4月30日に処刑の過程を見学したと語った。
玄 永哲(ヒョン・ヨンチョル 1949年1月 - 2015年4月30日)
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の軍人。
2015年4月に平壌の射撃場で公開処刑された。
咸鏡北道で生まれ、1966年3月に軍に入った。
2002年、中将に昇格し、2009年3月、第12期最高人民会議において代議員に選出された。
2010年9月、金正恩と共に大将に昇格し、9月28日の第3回党代表者会においても正恩と同じく党中央委員に選出され、側近として軍掌握を補佐してきたと。
2012年2月9日、最高人民会議常任委員会政令により、新たに創設された金正日勲章を受章した。
平壌北側の防衛と中国接境地域の警戒を担当する
人民軍第8軍団長
を務めていた。
7月15日に李英浩総参謀長が全役職から解任されると、翌16日付の党中央軍事委員会および国防委員会の決定により次帥に昇格している。
7月18日には後任の朝鮮人民軍総参謀長への就任が確認された。
なお、2012年10月から11月頃にかけて行われた軍への大規模検閲の際、軍兵士の脱北の増加等の軍の規律の緩みの責任を取らされて、次帥から大将に降格された。
同時期に降格された崔竜海や金英哲は、その後、元の階級への復帰が確認されている。
玄永哲の元の階級への復帰は確認されていない。
2014年6月25日、前日の24日に開催された軍民決起集会を報じる朝鮮中央放送の報道で、張正男に替わって玄永哲が人民武力部長に就任していたことが判明した。
玄永哲は大将として紹介されている。
同年9月25日の第13期最高人民会議第2回会議で国防委員に選出された。
2015年5月13日、大韓民国国家情報院は玄永哲が4月30日に反逆罪で処刑されたことを明らかにした。
4月24、25両日に開かれた軍訓練幹部大会で居眠りしたため、平壌の射撃場で高射機関銃で銃殺されたと見られる。
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