スンニ派武装過激派組織「イスラム国(IS)」の幹部を無力化
米国のカーター国防長官は16日
米軍特殊部隊
がシリア東部で作戦を実施し、スンニ派武装過激派組織「イスラム国(IS)」の幹部を無力化したとの声明を発表した。
声明や米国メディアによると、この幹部は、組織の資金源となっている石油取引の責任者とのこと。
なお、米軍は同幹部の妻を拘束、事情聴取のためイラク国内の施設に連行した。
米軍部隊はヘリコプターでシリア東部に侵入し作戦を実施した。
同幹部が抵抗したため殺害したという。
イスラム国(IS)は15日までにイラク中西部アンバル州の州都ラマディに進撃した。
地元政府庁舎を制圧して同組織の旗を掲げたことが報道されている。
制圧範囲を広げ支配地域内から処刑等の恐怖心を利用して無理やり戦闘員を確保しようとしており、イラク政府軍と激戦になっている。
ラマディは首都バグダッド西方約100キロに位置する戦略上の要衝であり、全域を制圧されれば、イラク政府にとって大きな打撃が生じる。
米国のバイデン副大統領は同日、イラクのアバディ首相と電話で緊急協議し、武器支援の加速を約束した。
武器支援には、車による自爆攻撃に対抗するための
携行式ロケット弾
などが含まれるという。
イラク政府は3月末に奪還した北部ティクリートに続き、アンバル州の奪還作戦を進めているが、住民の間ではスンニ派住民の間ではシーア派主導のイラク政府への不信感が根強く、協力者が少ないため情報が入手できずに作戦が難航していると指摘されている。
ひとこと
石油取引の責任者を無力化するにしても、「イスラム国(IS)」が武器購入のために使う原油を引き取る者がいるという事実がある。
こうした原油を買うのは誰なのか...ブラックマーケットで売りさばくにしても積み出し港や陸路を運んで現物を渡す必要があるだろう。
イスラム国(IS)の獲得した原油がどうなったのか(どこに消えた?)が報道すらされていない点は疑問。
イスラム国(IS)への資金や武器の提供がスンニ派原理主義が国教でもあるサウジアラビアや湾岸諸国の関係者等だとも言われている。
« 韓国報道「写真編集した可能性」 北朝鮮の「潜水艦発射」にまた疑問 映像にタグボート? | トップページ | スンニ派武装過激派組織「イスラム国(IS)」が、古代都市遺跡パルミラの北部に軍事侵攻 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- マスゴミのエゴ丸出しの報道姿勢に嫌悪感が広がる(2021.01.18)
- 国際機関が食料不足の発生を警告(2020.04.10)
- 新型コロナ肺炎は通常呼吸でも伝染の可能性(2020.04.04)
- 韓国経済は奈落の底に落ちる可能性が高い(2020.02.13)
- 驕る平家ではないが...(2019.08.22)
この記事へのコメントは終了しました。
« 韓国報道「写真編集した可能性」 北朝鮮の「潜水艦発射」にまた疑問 映像にタグボート? | トップページ | スンニ派武装過激派組織「イスラム国(IS)」が、古代都市遺跡パルミラの北部に軍事侵攻 »
コメント