韓国のカジノ従業員10人が北京で顧客の誘致活動で逮捕
韓国紙の中央日報によると、在中韓国大使館は、中国公安部が中国国内で顧客誘致を行った韓国の外国人専用カジノ業者の従業員10人余りを逮捕したと発表した。
中国公安当局が賭博取り締まりを強化した背景は明らかになっていない。
ただ、習近平政権が推し進めている
反腐敗キャンペーン
で敵対する政治家等を摘発するために、海外遠征カジノ客も取り締まりの対象に含め始めたと分析する関係者もいるという。
在中韓国大使館は、今週、北京でカジノ客の誘致活動を行っていた韓国人10人余りを逮捕したとの通知を中国公安から受けたものの、逮捕者数は増加しており、中国当局が賭博取り締まりを強化していると思われると語ったという。
逮捕されたのは、Seven Luck賭博場を運営するGKL社やdise社など3~4社の従業員。
罪状は賭博斡旋と外国為替管理法違反の容疑。
中国では、外国人が中国国内でカジノ客の誘致を行うことは違法行為に当たる。
韓国の一部のカジノ企業は出張の形で従業員を中国に派遣し、中国の旅行業者と協力して顧客誘致活動を推進している。
こうした行為が原因で逮捕され、実刑を受けたケースが以前にもあったこれまでもたびたびあった。
今回の取り締まりの対象には、カジノ企業の韓国人従業員だけでなく、中国の旅行業者や中国人カジノ客も含まれている。
韓国観光業界の関係者によると、カジノ客のためにビザの申請を代理した旅行会社も取り締まりの範囲に含まれている。
中国公安当局が顧客名簿を入手し、調査を進めているため
カジノ目的
で韓国旅行を計画していた多くの中国人は、旅行計画自体を取り消している。
カジノ側は、中国が端午節(6月20日)で3連休となる今週末、中国人観光客の来場に特に大きな期待を寄せていた。
韓国では中東呼吸器症候群(MERS)が流行しており観光客が激減する中、今回の取り締まり強化によって韓国観光産業はさらに深刻な打撃を受けることになると予想される。
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