日本経済新聞 FTグループを買収
日本経済新聞社は英国のピアソンのFTグループを8億4400万ポンド(約1600億円)で買収することで合意した。
日経はピアソンが約60年間維持してきた英紙フィナンシャル・タイムズを取得することになる。
ピアソンが23日に発表したところによると、同社はエコノミスト・グループの株式50%とロンドンに保有する資産の一部は維持するとのこと。
買収額にはFTグループが保有する1900万ポンドの現金も含まれる。
また、日経によれば、日本のメディア企業による外資系企業の買収としては最大規模になるという。
ピアソンはFTグループを手放すことで、低迷する教育部門のてこ入れに集中するとしている。
ピアソンのジョン・ファロン最高経営責任者(CEO)は声明で、モバイル端末やソーシャルメディアの爆発的な成長に動かされ、メディアは転換点を迎えたと述べた。
この新しい環境でFTのジャーナリズムや商業面での成功を確固たるものにする最適な道は、世界的なデジタルニュース企業の一部になることだと続けた。
なお、このFT買収には独メディア企業アクセル・シュプリンガーも関心を寄せていたという。
日経の2014年12月期連結業績は当期純利益が約102億円だが、FTグループの収入は3億3400万ポンド、調整済み営業利益が2400万ポンドだった。
1888年に創刊されたフィナンシャル・タイムズの昨年の読者数は72万人で、このうち70%をオンライン購読が占めている。
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