チプラス首相、あちら立てればこちらが立たずで崖っぷち
ギリシャのチプラス首相はドイツを中心とした債権者が求める緊縮を受け入れて自身の党の議員の反乱を招くか、ユーロ圏離脱の腹をくくるかという二者選択という究極のジレンマに直面している。
5日の国民投票は緊縮への「ノー」が多数となった。
ただ、この反対票の多くにはより良い条件でのユーロ残留につながるとの期待が込められていた。
チプラス首相が率いる急進左派連合(SYRIZA)の中の強硬派議員らは国民投票の結果について、ユーロ圏にとどまることを拒否したものだと考えており、国民の意識とはずれが生じているようだ。
チプラス政権は8日、欧州安定化メカニズム(ESM)に3年間の救済プログラムを申請した。
9日中に救済と引き換えに実施する経済改革の計画を提出しなければならない。
もし、これが出来なければ12日にもユーロ圏離脱に向けたプロセスが始まるだろうと欧州諸国が警告した。
« 原油在庫統計 弱気な数字 | トップページ | 岩手県でM5.8の地震 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- マスゴミのエゴ丸出しの報道姿勢に嫌悪感が広がる(2021.01.18)
- 国際機関が食料不足の発生を警告(2020.04.10)
- 新型コロナ肺炎は通常呼吸でも伝染の可能性(2020.04.04)
- 韓国経済は奈落の底に落ちる可能性が高い(2020.02.13)
- 驕る平家ではないが...(2019.08.22)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント