7月米雇用者数 21万5000人増 なお、失業率と労働参加率は横ばい
7月の米雇用統計では、早ければ9月の利上げ開始に向けて準備を進める金融当局が望むような形で労働市場が改善していることが示された。
米国労働省の7日発表によると、7月の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は
前月比+21万5000人
の増加となった。
事前のエコノミスト予想では22万5000人増だった。
前月は23万1000人増(速報値22万3000人増)に上方修正された。
また、家計調査に基づく失業率は5.3%で前月から変わらずだった。
これは景気後退期にあった2008年4月(5.0%)以来の低水準であった。
平均時給は24.99ドルで、前年比2.1%増となった。
市場予想は2.3%増でやや弱い数値であった。
前月比は0.2%増。
平均労働時間は34.6時間に増えた。
労働参加率 は62.6%で前月から変わらずだった。
部門別に見ると、製造業 は1万5000人増と、1月以降で最大の伸びとなった。
小売りは約3万6000人増、ヘルスケアと娯楽はそれぞれ約3万人増えた。
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