政策決定が「場当たり的」になりつつある中国
中国の金融制度をテーマとした「赤い資本主義」の共著者
フレーザー・ハウイー氏
は中国当局が景気減速への対応に苦慮する中で、政策決定が「場当たり的」になりつつあると述べた。
中国がさらなるサプライズを打ち出すことに投資家は備えるべきだろう。
中国人民銀行による予想外の政策はこれまでも世界市場を混乱させてきており、人民元の実質切り下げでそれが再び浮き彫りになった。
人民元相場は今週、1994年以来の大幅下落を記録。わずか1カ月前には当局が株式市場で前例のない介入を行った。
2年前には銀行システムへの資金供給を絞り、近年で最悪の流動性逼迫(ひっぱく)を引き起こした。
中国当局がその上、こうした政策変更で十分な説明をしなかった。
このため投資家が先を読みにくくなり、世界的に市場の
ボラティリティ
が高まったと指摘した。
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