スイス中銀の金融政策が徐々にフラン下落を促す見込み。
スイス国立銀行(中央銀行)のヨルダン総裁は、28日、米国のワイオミング州ジャクソンホールで開催のカンザスシティー連銀主催シンポジウムで講演した。
スイス中銀の金融政策が徐々にフラン下落を促す見込みだと述べ、さらに、必要であれば外国為替市場での行動を続ける方針を、中銀は既に明確にしていると語った。
マイナス金利の政策が通貨フランを押し下げるのに役立つだろうとの見解も示した。
為替市場に介入する用意があるとあらためて表明した。
スイス中銀は今年1月、ユーロに対し3年前から適用していたフランの上限を撤廃して市場を驚かせ、フラン急騰を引き起こした。
投資家がフラン保有を減らすことを促すため、中銀預金金利はマイナス0.75%まで引き下げている。
また、フランの過度の上昇を阻止するための介入の用意があると繰り返し表明している。
スイスでインフレ期待は「しっかりと抑制」されており、中期的な物価安定を確実にする中銀のコミットメントへの信頼が揺らいでいないことを示している。
今年のインフレ率についての中銀予測はマイナス1%という。
次回の政策決定は9月17日の予定で同時に最新予想を示す。
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