9月利上げの選択肢
米国邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長はカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが開かれているジャクソンホールから米経済専門局CNBCのインタビューに応じ、
金融市場の混乱
を理由に利上げ先送りを望む当局者と、経済には利上げに対応できるだけの力強さがあると主張する当局者との中間に立つ姿勢を示し、9月利上げの選択肢を残した。
米国経済の改善ペースを示すリポートは、「目を見張るもの」
があり、経済は
「正常な状態」
に戻りつつあると語った。
その上で、中国の人民元切り下げを発端とする情勢の変化は比較的新しい出来事であり、影響について判断するのは時期尚早だと続けた。
こうした状況がどう展開するか引き続き見守っているとし、9月利上げの論拠が強まっているのか、弱まっているのか、今すぐに判断することは避けたいと続け、「待って、今後発表されるデータを確認する時間はある」と述べた。
連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ開始をめぐる意見が2つに割れている。
こうした発言でフィッシャー副議長はその中間に自らを置いた形だ。
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