韓国の戦闘機事業が暗礁、米国が核心技術の移転を拒否
韓国のテレビ局SBSによると、米国が核心技術の韓国移転を拒否しtことで、韓国の次世代戦闘機開発が暗礁に乗り上げた。
史上最大の韓国国産兵器プロジェクトである次世代韓国型戦闘機・KF-X事業は、開発費として2025年までに
8兆6600億ウォン(約8660億円)
を投入、開発終了後には9兆6000億ウォン(約9600億円)を投じて戦闘機120機を量産し、老朽化したF-4、F-5戦闘機と代替するという夢物語だ。
韓国航空宇宙産業KAIが米国の航空宇宙産業の大手企業
ロッキード・マーチン
の助けを借りて事業に着手したものの1年もたたずに暗礁に乗り上げた。
KF-Xの最も重要な電子機器は
AESA(アクティブ電子走査式アレイ)レーダー
で検出距離が離れていても精度が優れ複数のターゲットを同時に捕捉し、戦闘機の交戦能力を一気に高められるという装置に関しては、米国から導入することにした
F-35・40機
の購入交渉において、次世代戦闘機FX-3次事業の技術移転に絡む交渉でF-35製造会社であるロッキード・マーチン社がAESAレーダー開発のための技術者をサポートすることになっていたが、米国がこれを拒否したというもの。
韓国防衛事業庁国政監査で17日、新政治民主連合の
安圭伯(アン・ギュベク)議員
の質疑に答えたジャン・ミョンジン防衛事業庁長は、米国がAESAレーダーの輸出承認を拒絶したと答えた。
報道ではF-35・40機を購入するために契約書を交わしたにもかかわらず、米国はひどいことをすると主張し、売る時には何でもするようなことを言いながら、契約書にサインしたら態度が変わると持論を展開した。
ジャン・ミョンジン防衛事業庁長は17日、国政監査で米国が輸出承認を拒絶したAESAレーダー技術については、韓国の国内開発と国際協力による開発を進めていると明らかにした。
韓国の保有している技術で開発し、国産のAESAレーダーをKF-Xに装着するのが最も望ましいシナリオだが、時間がかかりすぎるのが難点だ。
韓国の技術水準からいえばAESAレーダーを開発するために、通常20~30年はかかると見られる。
ひとこと
韓国の技術レベルを考えれば自主開発では時間がかかるというのは当然のことだ。
ITや製鉄なども、ほとんど自主的な開発ではなく、日本企業が保有していた技術を事業撤退に伴い買い越した技術者を雇用して手に入れたものばかりだ。
日本の大手企業との技術支援により導入された船舶や自動車などの産業も飛躍するきっかけを作ったのは周知のことだ。
ただ、節操がなく中国に対し技術が流出した事実が多数みられるため、防衛産業のリスク管理という面からみれば当然、技術が中国に渡ることが懸念される。
米国が無理なら日本の企業へのアプローチをかけてくる可能性があり注意が必要だろう。
右手は握手しても左手で隙を狙う武器を持っている攻撃されれば致命傷になることは明らかだ。
このような思考を持ち、歴史認識の面では日韓併合で日本行った朝鮮半島における義務教育や衛生面の向上、社会インフラの整備などを棚の上にあげて被害者として権利を主張する韓国に対して支援などする必要はない。
集団的自衛権においても、武器弾薬を米国の同盟国であっても、有事に際して韓国に提供する義理はないだろう。
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