為替取引の「情報共有」はシティのトレーディングデスクでは広く行われていた
為替レート操作疑惑についての世界的な調査の中で解雇された元シティグループの為替トレーダー
ペリー・スティンプソン氏
は、不当解雇を主張してロンドンで起こした訴訟の裁判初日に、シティでの業務の「真実」を明らかにしたいとし、解雇の原因となった
「情報共有」
は同行のトレーディングデスクでは広く行われていたと述べた。
、シティの上層部もこうした慣行を承知していたが、同行に守られていると論じた。
スティンプソン氏は私がここにいるのは
中傷合戦
のためではないと述べ、シティの外国為替業務の真実を徹底的に明らかにするためだと続けた。
管理不行き届きの責任のある上層部は匿名が許されていると主張し、これは不公平だと論じた。
これまで為替レート操作疑いをめぐっては、過去2年に世界で少なくとも30人のトレーダーが解雇や停職、休職となっている。
なお、スティンプソン氏以外のシティの元為替トレーダーも不当解雇で同行を訴えている。
当時のシティの企業文化および何が認められ、何がだめで、何が大目に見られていたのかを明らかにしたいと語った。
スティンプソン氏は「私の行動は業界全体およびシティにおいて普通だった」と述べた。
ただ、シティはスティンプソン氏の主張を退け、解雇は
「深刻な行動規範違反が理由」
と論じた。
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