17億ドルの商品バイアウト投資会社をバークレイズのバンカーらが創設
英国銀行大手のバークレイズで天然資源セクターのプライベートエクイティ(PE、未公開株)投資に携わってきた幹部バンカー
マーク・ブラウン氏
らが主導して同事業をバークレイズから取得し、資産規模17億ドル(約2050億円)の新たなバイアウト投資会社
グローバル・ナチュラル・リソース・インベストメンツ(GNRI)
を立ち上げた。
資産家兄弟のエディー・ザケイ、ソル・ザケイ両氏も出資している。
28日の発表によれば、同社はバークレイズの天然資源投資を率いていたブラウン氏が最高経営責任者(CEO)に就任する。
ロンドンに本社を置くほか、カタールのドーハにもオフィスを設け、石油・ガスの他、銅など商品関連案件に焦点を絞るとしている。
ただ、米国の石油・ガス探査セクター部門には関心がないという。
GNRIは事業取得の金額は明らかにしていない。
バークレイズはカタールの政府系ファンドとともにGNRIの投資家にとどまる。
原油など商品価格の急落を受けて、天然資源セクターでの案件を模索するPE投資会社が相次いでいる。
PE投資会社トップ4社のカーライル・グループ、アポロ・グローバル・マネジメント、ブラックストーン・グループ、KKRは過去18カ月間に商品関連の案件に向け少なくとも300億ドルを調達している。
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