「脱北行為」に対してさらなる厳罰化 家族単位での脱北を幇助した者は容赦なく処刑(北朝鮮)
米国の政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は北朝鮮当局が
脱北行為
に対してさらなる厳罰化を進めており、家族単位での脱北を幇助した者は容赦なく処刑する方針だと報じた。
慈江道(チャガンド)からの内部情報筋の話として、14日夜に開かれた人民班(町内会)の会議で
「家族ぐるみの脱北を幇助した者は処刑する」
「幇助者の家族は農村に追放する」
という話が伝えられた。
また、10月初めに国境警備隊の隊員を対象にして開かれた政治講演会でも同様の内容が伝えられている。
これまで家族単位の脱北を幇助した軍人や民間人は、5年以上7年以下の懲役刑に処されていた。
しかし、家族への連座制適用はなかった。
また、両江道(リャンガンド)の情報筋の話として、今回の厳罰化は先日実施された「恩赦」と関係があるという。
北朝鮮当局は、8月5日から10月5日まで5回に分けて、恩赦を実施し懲役5年以下の者については釈放した。
その中には脱北を幇助した容疑で逮捕され収監された
国境警備警備隊
の隊員や
密輸業者
も含まれていることから当局は彼らが再び脱北を幇助するのではないかと警戒し、今回の措置を決めたと見られる。
単独での脱北は、密輸や出稼ぎなど
北朝鮮への帰国を前提
としているものがほとんど。
家族単位での脱北は、韓国に逃げることを前提としているため、北朝鮮当局はこれまでも厳しく取り締まってきた。
北朝鮮当局は、中朝国境に鉄条網を設置したり、落とし穴を掘ったり、スパイを使ったり、様々な手段を動員して脱北の摘発に躍起になっている。
体制に不満を持つ幹部等が家族単位で脱北するといった事件が相次いでおり、体制の弱体化が進んでおり引き締めを狙った動きだ。
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