ユーロ圏では10月に製造業の拡大ペースが当初の見積もりに反して加速
英国のマークイット・エコノミクスは2日、10月のユーロ圏製造業購買担当者指数(PMI )改定値が
52.3(前月 52.0)
となったことを明らかにした。
先月23日公表の速報値は横ばいの52.0だった。
同指数は50が活動拡大・縮小の分かれ目。
イタリアとオーストリア、オランダで拡大ペースが加速したほか、調査対象国ではギリシャを除き全ての国で活動が拡大した。
マークイットによると、雇用の伸びは2月以来の低水準だった。
一方、新規受注は1年半ぶりの増加幅で、製造業の生産能力を逼迫(ひっぱく)させている。受注残は10月に6カ月連続の拡大を示唆した。
ドイツの製造業PMI改定値は52.1(前月 52.3)となった。
速報値の51.6から上方修正された。
生産と新規受注の力強いトレンドが、ユーロ圏全体の指数を上方修正する主な要因になったと、マークイットは説明した。
« 中国経済における製造業部門は依然として縮小している | トップページ | 市場にはモメンタム(勢い)を狙うトレーダーが多くいる »
「気になる指標」カテゴリの記事
- 消費者信頼感指数の項目が広範囲にわたって改善(2019.05.29)
- 米国では7月、雇用者数の伸びが前月から鈍化 (2018.08.05)
- 18年1月―2月のサービス貿易総額(2018.04.02)
- 1月の中古住宅販売件数は、市場予想に反して前月から減少(2018.02.22)
- 5月の米生産者物価指数は前月比ほぼ変わらず(2017.06.14)
この記事へのコメントは終了しました。
« 中国経済における製造業部門は依然として縮小している | トップページ | 市場にはモメンタム(勢い)を狙うトレーダーが多くいる »
コメント