フランスの競技場やコンサートホールなど複数の銃撃や爆発で少なくとも120人が死亡
フランスのパリ中心部のコンサートホールや郊外の競技場で13日
複数の銃撃や爆発
などの同時テロがあり、少なくとも120人が死亡した。
ロックコンサートの会場では武装したグループが一時人質を取って立てこもった。
フランス政府は非常事態を宣言して国境警備を強化、公共施設も閉鎖した。
米国の戦略国際問題研究所(CSIS)の「国境を越えた脅威プロジェクト」のディレクター
トーマス・サンダーソン氏
は、フランスがシリアでイスラム教スンニ派の過激派武装組織「イスラム国(IS)」への空爆に参加したことが、今回のテロ攻撃と関係している可能性が高いと分析した。
フランスのオランド大統領はフランス全土に厳戒体制を敷くと発表した。
パリ警察は市民に屋内にどどまるよう要請した。
仏政府当局によれば、攻撃は競技場近くでの爆発を含めて7カ所で発生した。
競技場近くのレストランの外でも銃撃があった。
無差別の発砲により負傷者も200人余りに上り、80人が重傷という。
警察発表では、過激派とみられる自爆ベストを着用した8人が死亡した。
AFP通信によると、このうち7人は自爆した。
警察は拘束されていない武装犯が何人いるか明らかにしていない。
BFMテレビでは、治安部隊が武装グループのメンバー1人の行方を追っていると伝えた。
ロックコンサートで人質が拘束されたパリの劇場には警察が突入し、武装グループの4人が自爆により死亡した。
地元メディアによれば、武装犯らは銃を乱射しながら「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいたという。
テロ攻撃があった現場を訪れたオランド仏大統領はテレビ演説で、「われわれはこのような困難な時こそ思いやりの心と連帯を示す必要がある」と訴えた。
同大統領はトルコで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議への出席をキャンセルした。
フランス国防関連の閣僚会議を14日午前に開催すると明らかにした。
ホワイトハウスの声明によれば、オランド大統領は爆発のあった競技場に居合わせたが、その後避難し、オバマ米大統領と電話で会談。オバマ大統領は哀悼の意を表し、フランスの捜査への支援を申し出た。
オバマ大統領はワシントンで記者団に対し、パリで発生した銃撃や爆発事件について、「罪のない市民を恐怖に陥れる常軌を逸した攻撃」と非難した。
また、フランスが必要な支援は何でも提供する用意があると表明した。
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