ユーロ圏 11月インフレ率0.1% ECB総裁の金融緩和拡大決定を後押ししそう
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が2日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は
前年同月比+0.1%
だった。
前月と同じ伸び率で、事前のエコノミスト予想(0.2%)を下回った。
金融市場の目は今や、インフレ率の数字に対するドラギ総裁の対応に釘付けになっている。
欧州連合の製造業や失業率などこのところの一連の指標は、脆弱ながらも緩やかな景気改善が続いていることを示してきた。
しかし、新興市場の減速がユーロ圏回復の足かせとなりインフレ率はECBの目指す水準を大きく下回っている。
変動の大きい食料品やエネルギーを除いたコアインフレ率は0.9%に低下した。
エコノミストは前月と同じ1.1%を予想していた。
市場は3日の中銀預金金利引き下げと資産購入拡大の決定を見込んでいる。
エコノミスト調査では、ECBによる追加刺激策を全員が予想した。
回答者の約80%は量的緩和(QE)プログラムの期限延長、65%余りが月600億ユーロの購入規模の拡大を見込み、4分3以上が預金金利の引き下げを予想した。
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