アルゼンチンが為替規制の大半を撤廃
アルゼンチンの
プラットガイ経済財務相
は記者会見で、経済の規制緩和と投資誘致というマクリ大統領の選挙公約の主要部分を実行に移すことを明らかにした。
ペソは17日の取引開始時に、公式レートと「ブルーチップ・スワップ・レート」として知られる並行為替レートとの差に当たる30%程度の下落が見込まれるという。
また、ペソの下落が手に負えない状況に陥ればアルゼンチン中央銀行は介入する用意があると述べた。
政府は複数の国際的銀行から50億ドル余りの融資を確保する方向で協議を進めていると説明した。
為替管理の大部分を廃止し、17日から通貨ペソの自由な取引を認めることは事実上の切り下げになる。
16日のペソの公式レートは1ドル=9.8ペソであった。
また、ブルーチップ・スワップ・レートは同日に14.02ペソで終了した。
なお、アルゼンチン政府の発表は国内市場の取引終了後に行われた。
為替規制の解除は、競争力改善と投資の誘致、外貨準備の再構築に取り組むマクリ政権にとって最大のハードルの1つとなる。
また、マクリ大統領は農家による作物輸出を促進し、中銀への外貨流入を図るため農作物の大部分にかかる輸出税を廃止した。
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