今後1年に4回の利上げペースを示唆
米国アトランタ地区連銀の
ロックハート総裁
は21日、アトランタの公共ラジオ局WABEとのインタビューで、米国の金融当局が確約した「緩やかな」引き締めについて、「緩やかな利上げとは恐らく、毎会合ではないという意味だ」と発言した。
また、金利引き上げの速度については連邦公開市場委員会(FOMC)会合1回置きに金利が引き上げられる可能性があることを示唆していると続けた。
実際のペースはただ、今後の経済指標次第になるとの考えも明らかにした。
米国民はこれを経済への信認票と捉えるべきだと指摘した。
世界情勢が改善するのに伴い製造業は恩恵を受ける可能性があるとし、中国の成長は安定し、欧州は上向きつつあると付け加えた。
FOMCは先週、2006年以降で初の利上げを発表した。
今後の利上げについては「緩やかな」ペースになると表明した。
ここでいうペースは「景気の動向」に左右されるというのが「重要なポイント」だとロックハート総裁は指摘した。
なお、「緩やかなものになるが、データ次第だ」と話した。
利上げは「堅調な」経済見通しを反映しており、原油価格下落や米ドル高といった一時的な影響が薄れれば、インフレ率は当局目標の2%に向けて上昇していく可能性が高いとの認識も示した。
FOMCの先週の決定により、7年間続いたFOMCの超緩和的金融政策の時代は終了した。
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