米国の中古住宅販売 12月は14.7%増
昨年12月の米中古住宅販売は市場予想を上回る伸びとなった。
2015年年間では06年以来の高水準となり、気温が高めに推移したことも販売を後押しした。
全米不動産業者協会(NAR)が22日発表した12月の中古住宅販売件数(季節調整済み、年換算、以下同じ)は
546万戸(前月比+14.7%)
だった。
事前エコノミスト予想では520万戸への増加だった。
15年年間では526万戸(前年 494万戸)に増加した。
12月の中古住宅価格(中央値)は22万4100ドル(前年同月比+7.6%)だった。
中古住宅在庫は179万戸に減少した。
販売に対する在庫比率は3.9カ月(前月 5.1カ月)に大きく低下し、05年1月以来の低水準となった。
NARによれば、在庫比率が5カ月を下回ると、市場が引き締まっていると見なされる。
12月の中古住宅の購入者全体に占める初回購入者の割合は32%(前月 30%)に上昇し、8月以来の高水準となった。
一戸建て住宅の販売は16.1%増の482万戸、集合住宅は4.9%増の64万戸だった。
これらを地域別に見ると、全米4地域全てで販売が増加した。
最も伸びたのは西部で23%増だった。このほか南部で14.6%、中西部も10.9%と増加した。
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