物言う投資家の標的になる可能性
CLSAのアナリスト
マイク・メイヨー氏
は29日の調査リポートで、米国の金融機関大手
バンク・オブ・アメリカ(BOA)
について、低いバリュエーション(株価評価)と「お粗末な」効率性により、スピンオフ(事業の分離)などの
再構築策を株主に求められる公算
が大きくなっていることを理由に挙げ、投資判断を「セル」から「バイ」に引き上げた。
BOAの株価は年初から28日まで20%下落した。
景気が拡大しているにもかかわらず、リセッション(景気後退)にあるような値動きとなっていると、指摘した。
なお、1月の金融株の大幅下落で、同行の株価は有形資産の簿価を下回っている。
2010年からバンク・オブ・アメリカ(BOA)を率いている
ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)
は事業再編のため、600億ドル余り相当の資産を売却した。
しかし、投資家がBOA資産に同行の主張するような価値がないと考えているか、資本コストを上回るリターンを達成する経営陣の能力を疑問視していることを示すという。
これが安全域を投資家に与えており、同行の各事業の価値は現在の時価総額よりも40%高くなっていると記した。
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