債務の対GDP比の上昇はシステミックリスクを生みかねない。
中国の企業・家計債務は2015年末時点で対GDP比209%だった。
S&Pのアジア太平洋地域ソブリン格付け担当シニアディレクター
キム・エン・タン氏
は上海でメディアとのインタビューで、債務の対GDP比の上昇はシステミックリスクをもたらすと述べ、これは格付けに対する圧力を高め得ると続けた。
ひとこと
富を生みだすのはモノに付加価値をつけることだ。
日本の労働生産性が欧米に比べて低いのは、労働能力が低いのではなく、製品に付加価値をつけるのが薄いためだ。
薄利多売ばかりでは労働時間が長くなるだけで労働の質が低下してしまう。
過重労働や長時間労働を削減するにはモノへの付加価値をより高くする政策をとるべきだ。
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