今はまだ辛抱の時期?
米国株の1年間にわたる方向感のない動きが続いている。
ここ数カ月は米国経済の回復を期待したいもののとても強気相場とは言えない展開となっている。
企業決算では収益が急減し、米連邦公開市場委員会(FOMC)は利上げを断行しており、投資家は株式投資信託から多額の資金を引き揚げている。
S&P500種株価指数は1年前に比べて1.2%低い水準のままであり、高値更新のない期間は10カ月と、1995年以降では弱気相場を除くと最長となっている。
相場が長期的下落を避けながら停滞局面から抜け出すのは、それほど珍しくはないとも言われ、過去を眺めてみれば1930年代の大恐慌以降、7回の強気相場で今より長期の停滞期から強く反発し、その後1年間に平均で24%上昇したこともある。
NY株式市場は3月22日までの5週間に時価総額を2兆5000億ドル(約283兆円)回復した。
S&P500種は10%の下げを埋めてきている。
過去の強気相場ではS&P500種の上昇再開に平均で323営業日を要しており、今回も同じペースなら、同指数は5カ月後に新高値を付ける計算になるが成果は如何に。
ひとこと
米国経済の好調さも、単独ではいつまで続くのか疑問もあるところだろう。モンロー主義的な思想が広がりかけており、単独で経済が維持できるとの思い上がりが、大統領候補のトランプの発言に現れている。
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