第1四半期訪日中国人客の1人当たり消費額は11%減
中国の経済発展に伴い可処分所得が増加したことで近年訪日中国人観光客が増え、「爆買い」という言葉が流行するほどその購買力に注目が集まっている。
中国の投資情報サイト
第一黄金網
は訪日中国人観光客が日本で買い求める商品の代表格なのが
炊飯器
温水洗浄便座
だったが、中国人客はもう温水洗浄便座を爆買いしない、円高・熊本地震が影響と報道した。
観光庁がこのほど発表した1〜3月期の訪日外国人観光客の消費動向調査によると、訪日外国人客数は前年同期+39.3%の増加で全体の消費額も前年同期比31.7%の増加だった。
全体の消費額が上がったのは観光客数の増加に押し上げられた結果で、外国人観光客の1人当たりの消費額は5.4%減となった。
全体消費の4割超を占める中国人観光客の消費額は11.8%減少したという。
観光庁の分析では円高が進んでいることが影響したという。
また、中国では海外で購入した商品を国内に持ち込む際に課す関税を引き上げた。
熊本の地震に対する不安などから中国人の訪日および日本での消費に影響し、日本で温水洗浄便座を爆買いする中国人は減ると報道した。
ひとこと
何度も訪日する中国人がいくつも日本で温水洗浄便座を爆買う行動はとることはないだろう。
購入する商品の質や訪問地の変化、集団旅行から個人旅行に変化するなど消費パターンが以前とは異なっている。
地方の小都市にも中国人の個人客が観光で訪問するようになっており、外見的な野暮ったさも少なく、中国語を話さなければ日本人との区別がつかなくなりつつある。
表面的な購買力は目立った商品を購入することで明らかな数字として表れるが、実際に持参した現金で付加価値の高い商品を購入し身に着けて中国に帰るものも多いだろう。
日本の地方都市で飲食に使うお金も多くなっているようだ。
数値に現れないものも多いのが現実だろう。
中国の古銭商が竜銀不足からか日本のコインショップで日本の明治期の竜の絵柄の銀貨を大量買いしたため大きく値が上がっているのも一部に走られている現象だ。
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