投機的な動きを放置するのか?
欧州訪問中の安倍晋三首相は5日、ロンドン市内での記者会見を開いた。
外国為替市場における円急騰の動きについて足元で急激で投機的な動きが見られているとの認識を示した。
その上で、その動向を「注意深くよく見て必要に応じて対応したい」と語った。
安倍首相は「水準については総理大臣として言及を差し控えたいと述べた。
為替の急激な変動は、例えばわが国の貿易関連企業に大きな影響を与えるなど望ましくはないと語った。
欧州訪問先ではフランスのオランド大統領、ドイツのメルケル首相と為替の安定は重要であり、急激な変動は望ましくないということについて一致したと述べた。
伊勢志摩サミット(26、27両日に開催)でも、必要に応じて為替についても議論されることになるのではないのかと語った。
サミット前に為替介入に踏み切る可能性についての質問には回答はしていない。
ひとこと
円が120円付近まで売り込まれたときに、保有していた外貨や外国債券を市場で売却しておれば、投資家としては有能だ。
過去の日銀の行動は余り優秀戸は言えない行動ばかり。不作為ともいえる凍結した思考が多すぎるのか、売り時に売らずに買うばかりの行動スタイルでは利益などでるわけがない。
為替市場に介入する資金を確保するためにも円が安くなった時には保有外貨を売ってポジションを良くしておくべきだ。
戦略備蓄の石油もしかりで、政府は米国に倣うのであれば、バレル100ドル台からの下落時に市場で半分を売却すべきだった。
バレル30ドル割れの時点で買い戻しておれば10兆円程度の利益が出ただろう。
消費税の3%が1年で8兆円程度というが...
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