柳条溝(湖)事件 から85年目
満州事変の発端となった
柳条溝(湖)事件
から85年目となる18日、中国遼寧省瀋陽市の
「九・一八歴史博物館」
で記念式典が開かれた。
式典に出席した劉延東副首相は「いかなる国も、われわれが核心的利益で取引したり、主権や安全、発展の利益を損なう結果を受け入れたりすると期待してはならない」と述べた。
領土問題などで決して譲歩しない姿勢を強調した。
劉副首相は中国共産党があってこそ中国は発展し、強大になれることを歴史が明らかにしていると党の役割を自画自賛して強調し、党の指導の下での愛国と団結を訴えた。
事件から83年の2014年の式典には党序列5位の
劉雲山政治局常務委員
が出席したが今年は節目の年となったものの、最高指導部メンバーは出席していない。
また、副首相の演説でも歴史認識問題などの直接的な対日批判はなかった。
ひとこと
満州人の清朝が打倒された辛亥革命ののち各地の軍閥の闘争が激しくなり治安が急速に悪化し、馬賊や匪賊が跋扈するようになっていた。
国民党軍や共産党軍も同様に一勢力でしか当初はなく、内部闘争も激しい状態であった。
ロシア赤軍の南下によりロシア白軍は満州に避難し、後退を続けていた。
こうした状況で混沌としている中で起きた事件のひとつであり、軍閥の勢力間の思惑が大きく変化するなか、離合集散が複雑に絡んでおり真実は不明な部分が多い。
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