とやかく発言するのではなく「臨機応変」に事態に対処できるのが能力
イングランド銀行(BOE 英中央銀行)の
シャフィク副総裁
は、28日ロンドンで「ブルームバーグ・マーケッツ・モスト・インフルエンシャル・サミット」でブルームバーグ・ニュースの
ジョン・ミクルスウェイト編集主幹
との質疑応答セッションに臨み、秋季財政報告の前に
景気刺激策
が必要であることを示すデータが出れば、もちろん行動すると述べた。
前のめり気味になって予防的に行動する方が、尻込みして遅過ぎ小さ過ぎの行動になるよりもずっといいと思うと語った。
11月3日の次回会合での利下げもあり得ることを示唆した格好。
中銀のこれまでの発表によれば、金融政策委員会(MPC)メンバーの過半数が年内の追加措置を見込んでいる。
欧州連合(EU)離脱決定に対応するため11月23日にハモンド財務相は秋季財政報告を行う予定だが、その前に中銀が追加緩和を決める可能性もある。
シャフィク副総裁は「先行指標」、特に投資計画に関するものは依然として極めて不安を感じさせると述べ、「不透明感が去ったというにはほど遠く」、離脱決定の「影響を最終的に判断するのは時期尚早だと考える」とも述べた。
経済活動の減速が致命的なものになるのを防ぐため、金融による一段の刺激策がある時点で必要になると思われるとの認識を示し、その時期は今後数週間、数カ月のデータ次第だと語った。
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