経済に利上げに向けた十分な勢いがあると判断できるまで辛抱強く待つ考え。
米連邦準備制度理事会(FRB)のタルーロ理事は、経済専門局CNBCのインタビューで、年内の利上げについての質問に「私としてはその可能性は排除しない」と述べ、「当局者全員が毎回の会合に臨む際 に、勢いが変化し、予想も変わり、よってわれわれが認識を変えることになるという可能性に対して、オープンな姿勢を維持することが重要だ」と続けた。
利上げの具体的な時期については言及を避けた。
経済については、堅調な消費など力強さの兆候がやや見られるとした。
一方、労働市場は基本的に横ばいが続いて おり、インフレ率はほんのわずかな上昇にとどまっていると指摘した。
また、FOMCの中で自身は「証拠にこだわる」グループ、つまりインフレのさらなる証拠を目にしたいと考えている当局者のグループに属すると説明した。
経済に利上げに向けた十分な勢いがあると判断できるまで辛抱強く待つ考えのようだ。
一方で、当局が年内に利上げに動く可能性も排除しなかった。
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