ポンドが米ドルに対し、31年ぶりの安値を更新
NY時間、外国為替市場では英ポンドが米ドルに対し、31年ぶりの安値を更新した。
英国の欧州連合(EU)離脱が
「ハードブレグジット(強硬な離脱)」
になるとの臆測が英国の金融市場全体に広がっていることが背景。
与党保守党の党大会では
EU離脱
が主題で、メイ英首相は欧州単一市場への
アクセス制限
を受け入れる代わり移民を規制できるハードブレグジットへとかじを切った。
2日の首相演説以来、ポンドは2.5%余り下げた。
離脱交渉で金融サービスセクターの保護を優先しないとの懸念もあり、ポンドは下げ足を速めている。
ポンド安でインフレ期待が高まったことを受け、英国債も値下がりした。
通貨安を手掛かりにこれまで好調だった株式相場もこうした売り浴びせを逃れることができず、英国株の指標であるFTSE100指数は続落した。
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