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2016年10月13日 (木)

EUとできる限り緊密な関係を保つ方向に圧力はかけられるとの思惑

 

 英国のメイ首相は、欧州連合(EU)離脱計画をめぐる議会審議を認める。
 一方で採決を行うかどうかの明言を避けた。

 

交渉戦術への発言力を求める野党や一部与党議員の攻勢をかわしたかたちだ。

 野党・労働党は「政府のEU離脱プラン」についての
   完全かつ透明な議論
を求める動議を提出した。

 メイ首相は11日遅く、この動議に同意していた。
 ただ、動議を受け通常なら採決が行われることになるが、メイ首相は12日、採決実施を約束しなかった。

 質疑応答で採決をするかどうかを尋ねられた首相は肯定も否定もせず、EU離脱に関して議会が議論や討論、質問をできないという考えは、率直に言って全く正しくないと述べ、議会はこの問題を議論する機会を十分に持つだろう」と言明した。

 離脱交渉について議会での採決実施を阻止できないと政府は内々で認めていると当局者が匿名を条件にメディアに取材で述べた。

 議会による離脱賛成の採決が数カ月内に行われる可能性は高いが、政府の行動を縛る力はない状況にある。

 

 メイ首相が議会での動議に同意したことを受けて12日のポンドは上昇していた。

 ただ、首相の姿勢が明確になるに伴い上げの一部を失い
   30年ぶり安値
近くまで下げる場面もあった。

 メイ首相は離脱交渉中に手を縛られることを望んでいないのは当然といえば当然だろう。

 リスボン条約50条発動の時期や発動の是非についての採決は認めないだろうと当局者が述べた。

 

6月の国民投票結果を覆すような採決はないと見られるがEUとできる限り緊密な関係を保つ方向に圧力はかけられるとの思惑があるようだ。

 

  

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