北朝鮮が新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射したが失敗。
米国戦略軍(司令官 セシル・D・ヘイニー海軍大将)は15日、北朝鮮が米東部時間14日夜、北西部で新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイルを発射し、失敗したことを探知したと明らかにした。
戦略軍は戦略爆撃機および大陸間弾道ミサイルを保有していた
空軍戦略航空軍団
と海軍の弾道ミサイル搭載潜水艦部隊を統合指揮するために発足したもので部隊の維持管理・部隊編成・兵器購入は通常空軍・海軍が行い、作戦立案・指揮系統を戦略軍が受け持つという分担になっている。
米国戦略軍は、今回の発射を含め北朝鮮によるミサイル発射は、弾道ミサイル技術を使った全ての発射を禁じた
国連安全保障理事会決議
に違反する行為として、強く非難した。
米国ジョンズ・ホプキンズ大学の北朝鮮分析サイト
「38ノース」
は8日までに、北朝鮮北西部の東倉里にあるミサイル基地
「西海衛星発射場」
で人や車両の動きが活発になっていると伝えていた。
同発射場は構造物を設置するなどして活動を徹底的に隠していた。
発射場付近では実験用エンジンを設置する建物の横に大型の構造物が取り付けられたことが確認されており、発射場では何らかの活動が行われているようだと、38ノースは分析していた。
発射台の周辺も徹底的に隠されており、長距離ロケット(ミサイル)などが発射台や組み立て用の建物に移されることを把握するのは難しい。
北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は8日
「10大宇宙国の一員」
として宇宙開発を続けると報じていた。
北朝鮮専門家たちは北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射に乗り出す可能性があると分析していた。
韓米当局では、北朝鮮が朝鮮労働党創建記念日(10月10日)を前後して6回目の核実験か弾道ミサイルの発射を実施する可能性が高いと判断し、警戒態勢する中で北朝鮮が実行した。
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