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2016年10月29日 (土)

FBIがメール問題の調査を再開

 

 米国連邦捜査局(FBI)のコミーFBI長官は議会の各委員長8人に宛てた書簡で、大統領選の民主党候補
   ヒラリー・クリントン氏
が国務長官時代に私的な電子メールを使っていた問題で「FBIは別件に絡み、以前の調査に関連すると思われる電子メールの存在を把握した」と記述し、調査を再開する。

 共和党のトランプ候補が問題視するメールの捜査がどのような影響を大統領選挙に与えるか不明だが、大統領選挙の投票日まで2週間を切っている。

 なお、書簡の中で、調査官が一連の電子メールを調査し、その中に機密情報が含まれていたかどうか見極めることできるよう、FBIは
   適切な調査措置
を踏む必要があるとの見解に同意したと説明した。

  

 ただ、コミー長官は書簡で示した「別件」について詳細に触れていない。
 また、新たに入手した情報の重要度についても言及していない。

 FBIのキャロル・クラティ広報官はメディアの取材ではコメントを避けた。

  
   

ひとこと

 FBIはセオドア・ルーズベルト政権当時に、財務省の秘密捜査部から独立して数人の規模で、BOI(Bureau of Investigation : 捜査局)が司法省内に設立されたもので、設立当時は身分章バッジもなく、制定され支給されたのは1915年のこととされる。

 また、拳銃等の武装も許可がなく所持しておらず、職員の綱紀も悪かった。

 1933年8月10日、DOI(Division of Investigation:捜査部)に改名、その後、1935年7月1日に現在のFBIに改名した。

 1924年5月10日に
   ジョン・エドガー・フーヴァー
は29歳でBOI長官となり、綱紀の粛正を徹底した。

 武器の装備を強化し、活動資金を増やしてFBI職員の待遇を大きく改善させていった。

 以後48年間に渡り、ギャング狩り(1930年代)、スパイ摘発(第二次世界大戦中)、政治活動家の調査(冷戦期以降におけるマッカーシズムによる、いわゆる「赤狩り」)など、大統領の功績を上げる役割を演じるなど時代の要請に応じて様々な活動を指揮し勢力を拡大させた。

 大統領の私生活なども調査の対象としており、メディアへのリークなどで強弱両面の力を発揮して大統領をコントロールすることなども行っているといわれている。

 このため、今回の調査の内容によっては次の大統領をコントロールできるパイプがさらに太くなる可能性が高いようだ。

 
   
  

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