場末候補が最終候補となり、発言自体が突飛で目立つのが問題
ヘッジファンドのアパルーサ・マネジメントを率いる
デービッド・テッパー氏
は、7日、経済専門局CNBCのインタビューで米国の大統領選では間違いなく私は民主党候補の
ヒラリー・クリントン氏
を支持することを明らかにした。
これまで、共和党候補のドナルド・トランプ氏を支持する可能性に含みを持たせていたが態度を変えた。
テッパー氏はこれまではトランプ氏への支持を排除しない考えだったと認め、金融危機やハリケーン「サンディ」後にニュージャージー州の
慈善事業
へのトランプ氏からの寄付はなかったと批判した。
このほかトランプ氏の
自由貿易協定(FTA)
への反対姿勢や、米国とメキシコとの
国境に壁を建設するとの提案
などについても批判した。
また、テッパー氏は「トランプ氏は大きなボラティリティをもたらす候補者だ」と指摘し、今回の選挙でトランプ氏が勝利した場合、米株式市場でS&P500種株価指数が2040に下落する可能性があると予想した。
一方ではテッパー氏は上下院選については、民主党政権が誕生する可能性に備えて
チェック機能
として共和党候補に投票すると述べた。
ひとこと
本来の米国の大統領選挙では場末候補でしかない感情がコントロールできず、セールストークも浅い内容の候補が大統領選挙の最終段階まで残っていることが現在の米国の社会が病的であることを感じさせるものだ。
過去の大統領選挙では叫んだことなどで冷静さが足りないとして、候補から転げ落ちてた候補もいた。
NYの不動産業の2代目のボンボン候補がもてはやされる異常な状態が世界の秩序の崩壊を暗示するものだ。
2代目のブッシュの姿勢も問題であったのはイラクの現在の状況を見れば明らかだろう。
イラク戦争当時に軍部が懸念したことが起きている。
大衆受けする政治家は問題が多い。
日本も同じだ。
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