ウニクレディトの株主 130億ユーロ(約1兆5800億円)規模の増資計画を承認
イタリア最大の銀行
ウニクレディト
の株主は12日、130億ユーロ(約1兆5800億円)規模の増資計画を承認した。
この増資はジャンピエール・ムスティエ最高経営責任者(CEO)の下での立て直しの原資となる。
また、10株を1株に転換する株式統合についても株主は承認した。
同行株は昨年、45%余り値下がりした。
ウニクレディトは調達した資金のうち81億ユーロを
ローン債権売却に伴う損失
の穴埋めに充てる。
同業のモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは先月、50億ユーロ相当の資本増強に失敗し政府救済に追い込まれた。
イタリアの銀行の不良債権問題解決に疑問符が付いた形だ。
なお、モンテ・パスキと異なり直ちに存続が脅かされているわけではないものの、ウニクレディトの資本バッファーは最新のユーロ圏銀行ストレステストで、欧州域内で最も薄かった。
ウニクレディトは12日先に、増資が計画通りに進まなければ
偶発転換社債(CoCo債)
のクーポン支払いができなくなる可能性があるとコメントしていた。
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