司法省がトランプ氏娘の夫は[反縁故法」に抵触しないと発表
米国司法省は21日、トランプ大統領が、娘イバンカさん(35)の夫でユダヤ系実業家の不動産業者
ジャレッド・クシュナー氏(36)
を大統領上級顧問に起用することについて
「反縁故法」
に抵触しないと発表した。
今後、大統領の右腕として中東政策などを主導する見通しでイスラエルとパレスチナに関わる問題が国連を巻き込み激化していきそうだ。
これまで大統領が親族を政府機関で雇用することを禁じた反縁故法に抵触しかねないとの懸念が出ていた。
司法省は同法はホワイトハウスには適用されないと説明した。
反縁故法はケネディ政権(1961~63年)で、大統領が弟を司法長官に任命したことを批判されて67年に成立した。
クシュナー氏は不動産開発企業
クシュナー・カンパニーズ
の創業者チャールズ・クシュナーの長男で、ニュージャージー州エセックス郡リビングストン出身。
クシュナー家は1949年に祖父母がポーランドから米国へ移民したユダヤ人で、ホロコーストらの生還者、正統派ユダヤ教の戒律に従った食事をとり、安息日を守り、ニューヨークのアッパーイーストサイドにある
シナゴーグ
に通う生活という。
父親は息子たちの入学直前にハーバード大学、ニューヨーク大学へ大口寄付をしたことでも知られ、民主党への大口献金者でもあった。
2003年にハーバード大学を優等(cum laude)で卒業、社会学士号(B.A. in sociology)を得た。
2004年に父親が脱税、証人買収、選挙資金の違法献金など計18件の訴因で2年間の実刑判決を受けた。
ジャレッドは2007年にニューヨーク大学ビジネス・スクール・ロー・スクールに入学し、ジョイント・プログラムでMBA・法務博士(J.D.)号を取得、その後、事業を引き継いだ。
不動産ビジネスで成功を収め、大統領選中、トランプ氏の参謀役として重要な役割を果たし、新政権の閣僚選考にも深く関与した。
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