単一市場から撤退し、関税についての合意 を目指す考えを表明(英国)
英国のメイ首相は17日、英国が欧州連合(EU)の単一市場から撤退し、代わって
関税についての合意
を目指す考えを表明した。
また、「スムーズで秩序立った」離脱を目指すとも語った。
EUとの明確な別離を目指す決意を示すとともに
離脱をめぐる最終案
を議会の採決にかけることも表明した。
英国がEUの「良い友人・隣人であることを望む」一方、EUに対しても
友好的なモデル
を拒否することの弊害を警告した。
英国に対する
懲罰的な姿勢
によって他の国が離脱を選ぶのを防ごうとする声があることを認識していると述べ、それはEU諸国に害をもたらすものだと指摘した。
離脱計画の
12の重要目標
を示し、3月末までに離脱プロセスを開始した後にEUと合意を成立させられることに自信を示した。
主要な目標としては
・関税と摩擦のないEUとの貿易を維持すること。
・EU外諸国にEUと同じ関税を課す必要のない関税同盟
・EU外諸国と新たな貿易協定を交渉する自由
・新たな規則を時間をかけて段階的に導入
・金融サービス業界やその他企業向けの移行のための取り決め
・EU予算への「巨額の」拠出の廃止
という。
英国のEUからの「スムーズ」な離脱を確実にするために「段階的アプローチ」を呼び掛けた。
メイ首相はEUとの将来の関係の本質について、交渉プロセスが完了する2019年序盤までに合意したい考えを示した。
その後に「英国とEU機関および加盟各国」が新しい取り決めに慣れる
「段階的な導入プロセス」
を想定しているという。
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