利上げの姿勢は予想ほど積極的ではなかった
アリアンツの主任経済顧問を務める
モハメド・エラリアン氏
は18日、ブルームバーグ・テレビジョンとのインタビューでイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演内容に関し
金融引き締め
をめぐる同議長の姿勢は経済の現状を踏まえれば、私の予想よりも
「幾分ハト派的」
だったとの見方を示した。
イエレン議長はサンフランシスコでの講演テキストで
「金融政策の支援レベル」
を緩やかに減らすのが合理的だと述べるとともに、次回の利上げのタイミングは「米経済が今後数カ月間に実際にどのように推移するかに左右される」と発言した。
また、議長のコメントからは
景気加速
を後押しするような財政政策の変化と構造改革を歓迎する姿勢がうかがわれると指摘した。
議長は米経済への構造的な逆風を認識しているが、金融政策への過度の依存に伴う非効率性にどのような意味があるか、示唆はなかったと話した。
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